2014年5月23日金曜日

SSDとやらについての雑感。

最近のSSD(ソリッド・ステート・ドライブ)事情で気になることが起きたようなので、記事に起こしてみた。是非読んでいただければ幸いだ。


さて、本題に入る。
SSDは、HDD(ハードディスクドライブ)と比べて、



  • 可動部分がなく
  • 半永久的に動作し(FLASHメモリの物理的特性により寿命は有限ではあるが)
  • 騒音も少なく
  • コントローラーの出来によってはHDDと比べ物にならない程の高速で動作し
  • そして何よりも、消去したデータの復元が出来ない…





まさに現代のモダンなOS(Windows 7, 8, Mac OS X, Linux, etc...)に最適だ、とチョイスする人々も急増中のSSDであるが、最近SSDの解析業界ではこの動向に少なからぬ異変が起きているようだ。


さて、その異変というのは、何でも「SSD内の消去したデータが復元できる」ようになるということだ。

実は、私たちがSSDにデータを保存する際は、書き込むデータを一旦バラバラにして各々のデータを均等にNANDセルに書き込む、というウェアレベリングという技術を使用しているのだが、このウェアレベリングのアルゴリズム(どのデータをどの領域に均等に割り振って書き込むか)が一部解析されているというのだ。


もちろん解析を研究しているのは、HDDデータ復元業者や、セキュリティ関連会社の類だ。
新たなカモとなる資金源を模索しているのが見て取れる。


情報筋(かっこよく書いてみたが、実際の情報源は筆者が良く利用するPCショップの店長による情報である(^^;) まあ少なくとも筆者のみの独断よりは信頼できるだろう。)によると、ウェアレベリングのアルゴリズムはコントローラに依存し、結果として、データ列のリンクリストのようなものが解析されるというのだ。

以上、駆け足ながら最近のSSDとセキュリティについて簡単にまとめてみた。参考にしていただければ幸いである。

SSDを破壊するのは簡単だ、単に強力な電気的刺激を加えてあげればよいのだから。

0 件のコメント:

コメントを投稿