さて、本題に入る。
SSDは、HDD(ハードディスクドライブ)と比べて、
- 可動部分がなく
- 半永久的に動作し(FLASHメモリの物理的特性により寿命は有限ではあるが)
- 騒音も少なく
- コントローラーの出来によってはHDDと比べ物にならない程の高速で動作し
- そして何よりも、消去したデータの復元が出来ない…
まさに現代のモダンなOS(Windows 7, 8, Mac OS X, Linux, etc...)に最適だ、とチョイスする人々も急増中のSSDであるが、最近SSDの解析業界ではこの動向に少なからぬ異変が起きているようだ。
さて、その異変というのは、何でも「SSD内の消去したデータが復元できる」ようになるということだ。
実は、私たちがSSDにデータを保存する際は、書き込むデータを一旦バラバラにして各々のデータを均等にNANDセルに書き込む、というウェアレベリングという技術を使用しているのだが、このウェアレベリングのアルゴリズム(どのデータをどの領域に均等に割り振って書き込むか)が一部解析されているというのだ。
もちろん解析を研究しているのは、HDDデータ復元業者や、セキュリティ関連会社の類だ。
新たなカモとなる資金源を模索しているのが見て取れる。
情報筋(かっこよく書いてみたが、実際の情報源は筆者が良く利用するPCショップの店長による情報である(^^;) まあ少なくとも筆者のみの独断よりは信頼できるだろう。)によると、ウェアレベリングのアルゴリズムはコントローラに依存し、結果として、データ列のリンクリストのようなものが解析されるというのだ。
以上、駆け足ながら最近のSSDとセキュリティについて簡単にまとめてみた。参考にしていただければ幸いである。
SSDを破壊するのは簡単だ、単に強力な電気的刺激を加えてあげればよいのだから。
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