といっても・・・(続きを読む リンクをクリックしてください。)
写真がないのはあまりにも読者にとっても苦痛なので、かろうじて生きているガラケーのカメラから写真を撮りました。
さて、本題。
Arduino互換のピン配置になっているソケットを備え、更にその両端にST Morphoなる拡張コネクタを装備し、メインのSTM32F446(ARM-CortexM4, 180MHz)の機能を殆ど使え、かつ3.3V動作で消費電力にも気を配っているmbedボード。実は以前からあったのですが、殆どの商品が低スペックで高価なこともあり、筆者としては二の足を踏んでいました。
ところがです。Arduino IDEと違い、mbedには次のような利点があります。
- Arduinoで言うところの「スケッチ」はmbedでは「プロジェクト」としてクラウド上に保管される
- OS, ブラウザ問わずIDEを実行可能
- マイコンボードへの転送はIDE上のコンパイルボタン一発で生成されるbinファイルを投げるだけ、簡単。
- Arduinoと同じくフリー
- (Arduino言語もそうですが)mbedがC++ベースなので、mbed初心者でもある程度の訓練を積めば慣れる
一方、以下のような欠点もあります。
関数をオーバーライドしたりするのでC++やプログラミングを理解していないと振る舞いが分かりにくい
- ほとんどのボードが3.3V動作なのでArduinoの5Vになれたユーザーには厳しい
- マイコンが8bitのAVRから32bitのARMになるので、詳細にマイコン内部のポートを叩いたり、レジスタを弄るのには再度学習が必要
しかしながら、最後の欠点は利点にもなり得ます。何故かというと、今一番「熱い」マイコンはARMだからです。Androidスマホ(例外あり)やiPhone端末と同じCPUを使えるのですから。
一方、GPUはありませんのでここら辺は外部に任せるか、ソフトウェアで工夫する必要があります。
以上の点から、今回はmbedをやってみることにしました。なぁに、Arduino DUEみたいなもんだと思えば結構簡単に移行出来ちゃいます。
今回はこのmbed-enabledボード、STM32F446RET6 (Nucleo-64)を買ってみました。
以下にこのボードの特長を列挙してみます。
- ARM-Cortex M4 180MHzで駆動
- フラッシュ容量512KB,SRAM容量128KB
- Arduino互換ピン配置のピンソケットとST Morphoピンヘッダを装備
- ST-Linkによるデバッグ・プログラムの簡易化(意訳)
- mbed対応
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