新年あけましておめでとうございます。といってももう成人式すら済んだ今日この頃ですが(^^;)
今年もMakerとしてのムーブメントや、PC四方山話などを書き綴っていきたいと思います。
新年最初のネタは、オペアンプICについてです。
センサなどの微弱信号を増幅してマイコンに伝えるのに便利な単電源オペアンプ、その中でも低消費電力がウリのCMOSオペアンプについてです。
なお、半導体全般に言えることですが、どのような半導体でも静電気には注意することは云うまでもありません。
さて、閑話休題。
新年早々、筆者は日ごろの行いが良いのか悪いのかわかりませんが、不思議な現象に遭遇しました。
LM61BIZからの出力をNJM7043DというCMOSフルスイング単電源オペアンプで増幅したときの話です。
導電スポンジから石を取り出してICソケットに付けたまではいいのですが、どうも増幅してくれません。
NJM7043Dは昨年7月に4つ購入していたので、もう一つ取り出して同じようにやってみたところ、筆者の回路上の期待通りの出力を出してくれました。
さて、こうなったら残りの2つも確かめなければなりません。
部品箱に行き、残りの7043Dを取り出して全数確認。
結果:
1個目:増幅せず(異常)
2個目:正常(OK)
3個目:出力電圧が設計値より高くなった、増幅はする(異常?)
4個目:正常(OK)
このようになりました。結局4個買ったものの、まともに使えるのは2個という状況になりました。異常の2個は静電破壊を起こしてしまったようです。ここのページなんかには74HCをライターの圧電素子から出る高電圧でシバく実験をやって、それでもICは生きていましたが、筆者の下のCMOSオペアンプICはライターで高電圧を印加しなくてもあっさり破壊されてしまいました。orz
あらためて、CMOSは(特に)静電気に弱いということを思い知らされました。特に冬場は要注意です。
CMOSなオペアンプを買うときは余分に何個か買っておくほうがいいのかもしれません。
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